約 3,367,666 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3679.html
全知全能の神が生み出す、アンノウンハンド。 数え切れないほどの異世界宇宙より集められた、あらゆる悪意が蠢いている空間。 時に誰かを欺き、時に誰かを滅ぼした者達。 自我を持たずに己の本能のまま、破壊を繰り返した邪悪。 悪質な陰謀によって、多くの希望を踏みにじった邪悪。 古今東西、長きに渡って存在し続けた悪が、この宇宙全てを埋め尽くしていた。 その闇の中で、一つの悪意が立っている。 腰にまで伸びた紫色の長髪、植物の蔦を思わせるような髪留め、雪よりも白い肌、蛇の如く鋭い瞳、二メートルにも届きそうな細い巨体、それを包む黄緑と黒と金と白の四色を基調としたローブ。 元は管理国家ラビリンス総統、国家管理コンピューターメビウスが球根植物のDNAより生み出した生命体。 北 那由他という偽りの名前を持つ、アンノウンハンドによって再び命を得たラビリンス最高幹部、ノーザ。 彼女は、目の前のモニター画面を見つめていた。 そこに映し出されているのは、アンノウンハンドの生み出した悪意とそれに抗う者達の戦い。 アルハザードに送り込んだ同胞達と、進入した無粋者達。 別の異世界宇宙に進撃した悪意達と、それに立ち向かう者達。 この宇宙に潜り込んだ、一人の『ウルトラマン』。 「フフフッ……揃いも揃って無駄な事を」 戦いが映し出されたモニターを見ながら、ノーザは嘲笑を浮かべる。 ここは決して戦いの影響を受けない、絶対なる神の加護を受けた暗黒。 何者も入る事は出来ないし、何者にも壊す事が出来ない。 そんな場所で眺められる、愚か者達が潰れる様。 出撃命令がまだ出ていないため、この至福の時間を堪能出来る。 今は足掻いているが、いつまでそれが持つか。 そして、奴らに守られているだけの人間達はどんな絶望を見せるか。 人の不幸は蜜の味。 それを考えただけでも、ノーザの感情は高ぶっていた。 「キュアピーチ……果たしてどこまで持つかしらね」 冷たい瞳の先にある物。 ダークザギによって新たな命を与えられた前から、数え切れないほど煮え湯を飲まされた相手。 幾度となく、ラビリンスの邪魔をしてきたキュアピーチ。 『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』やディバイダー保有者と共に、このアルハザードに乗り込んできた。 恐らく、今度も邪魔をするつもりだろうが、無駄な事。 アルハザードには、究極の闇が向かったのだから。 「彼は本当に暴れ出したら、手を付けられないのだから……怖い怖い」 モニターに映る者達に向けられた、ノーザの嘲笑。 しかし、それは決して全てが冗談などではなかった。 彼女自身、送り込まれた究極の闇には、少なからず畏怖を感じている。 創造主が闇より作り出した、グロンギの王。 聞いた話によると、彼は元々の世界では数多くの命を奪っていたらしい。 人間だろうと同族だろうと、一切の区別をせず。 ラビリンスにもそのような人材がいれば、FUKOを一瞬で貯める事が出来たかもしれない。 だが、問題は彼の素性だ。 あのような存在を抱えて集団行動など、出来るわけがない。 最もそんな事を、考える必要など無いが。 「光栄に思いなさい、キュアピーチ……偉大なるダークザギ様の生け贄に、貴方達が選ばれたのだから」 宇宙を支配するアンノウンハンドの如く、暗くて冷たい声。 そして、残酷に笑う。 ノーザが浮かべる笑みに、人間味と言った物は一片たりとも感じられない。 魔女の唇は、刃物のように鋭く曲がっていた。 『仮面ライダー』達に脅威を振るった怪人達の中でも、究極と呼ばれる白きグロンギ。 闇の中で浮かぶモニターには、魔神がアルハザードに向かっている様子が映し出されていた。 「はああぁぁぁぁぁっ!」 「ウラアァァァァァッ!」 闇の中で響き渡る、二つの咆吼。 振るわれる、武器が握られた二つの腕。 激突する刃。 甲高く鳴り響いた、金属音。 僅かに飛び散る、火花。 果てしない闇が広がるアルハザードでは、未だに戦いが続いている。 別の宇宙に進行しようとする悪意と、それを食い止めようとする者達の激戦が。 「だあっ!」 「オラアッ!」 ディケイドとビルゲニアの、叫びが重なる。 その瞬間、互いの得物が激突した。 ディケイドが片手で持つ、ライドブッカー。 ビルゲニアの両手に握られた、ディバイダー928とビルセイバー。 神速の勢いで振るわれる全てが、闇を切り裂きながら、互いの敵に迫る。 しかし、一つたりとも相手に衝突する事はない。 異世界を生きる仮面ライダーの力が込められた剣。 世界を殺す毒と称された剣。 ガイアメモリの力によって生み出された剣。 全てが両者の間で、衝突するだけに終わってしまう。 されど彼らは、止まらなかった。 形状の違う双剣を振るって、ビルゲニアは敵を両断しようとする。 だが、ディケイドは後ろに飛んで空振らせた。 そこから反撃の一撃を、横に振るう。 次の瞬間、ビルゲニアは魔剣でそれを弾いた。 続くように、ディバイダー928の刃先を素早く突き出す。 迫り来る銀色の刃を前に、ディケイドは微かに身体を横へずらした。 結果、ディヴァインアーマーの肩部を掠るだけになる。 直後、ビルゲニアは硬直した。 ほんの一瞬の隙を、ディケイドが見逃す事はない。 彼はライドブッカーを握り締めて、素早く振るった。 「ウグッ!?」 右斜め上に、ビルゲニアの胸板に傷が刻まれる。 衝撃は鎧の下にも伝わり、微かな火花を飛び散らせた。 敵の動きが止まったのを見て、ディケイドは追撃を加えようとする。 しかし、ライドブッカーはビルセイバーによって阻まれた。 そこからビルゲニアは、背後に飛んで距離を取る。 離れた矢先に、ディバイダー928の銃口をディケイドに向けた。 銃剣を握る右腕に、魔力を込める。 そのまま力強く、引き金を引いた。 すると甲高い銃声と共に、魔力で構成された弾丸が発射される。 闇を切り裂きながら、高速の勢いでディケイドに向かった。 だが着弾する直前、彼は素早く横に跳躍する。 それによって回避に成功し、弾丸はディケイドの脇を通り過ぎて、地面に激突。 爆音と衝撃が発生して、辺りが震えた。 それに構うことはせずに、ディケイドは敵を睨み付ける。 対するビルゲニアは、笑みを浮かべていた。 血に飢えた魔獣のような狂気を、瞳に込めて。 「ハッハッハッハッハァッ! 面白いな『仮面ライダー』!」 「そうかよ!」 凶暴な笑い声を吹き飛ばすように、ディケイドは一喝した。 彼の反応に満足して、ビルゲニアの感情は高ぶっていく。 そして、地面を勢いよく両足で蹴った。 常軌を逸した速度で、ディケイドに迫っていく。 目前にまで迫った瞬間、ビルセイバーが振るわれた。 鋭い刃を立ち向かうために、ディケイドもライドブッカーを掲げる。 激突して、刃は甲高い音を鳴らした。 力の拮抗が始まるも、次第にディケイドは押されていく。 純粋な腕力では、ビルゲニアの方に分があった為。 それでもディケイドは、何としてでも押し返そうとしていた。 必死に藻掻く彼の姿を嘲笑いながら、ビルゲニアは隙となった脇腹を見つめる。 そこを目がけてもう片方の腕に握った、ディバイダー928を振るった。 ディケイドにそれを避ける手だてはない。 魔師殺しは容赦なく、彼に新たな傷を刻んだ。 「ぐあっ!?」 衝撃と痛みが走り、ディケイドの身体は揺らぐ。 ビルゲニアは体勢が崩れた彼の腹部に、鋭い蹴りを放った。 不安定な所に重い右足を受けた事で、ディケイドは悲鳴と共に吹き飛ばされていく。 そのまま地面に叩き付けられて転がるが、すぐに起きあがった。 そして、ビルゲニアを見据える。 一瞬の時間が経過した後、ディケイドは地面を蹴って特攻した。 「アアアアアアアアッ!」 疾走と共に、腹の底から咆吼を発する。 シンケンレッドは携える刀を、全力で振るった。 大気を切り裂きながら、輝く刃はムシバーンに向かう。 しかし、それは呆気なく弾かれた。 ムシバーンが振るった得物によって。 激突の瞬間、まるで電流が流れたような振動が、シンケンマルを通じて両腕に流れる。 すると、衝撃によってシンケンレッドの動きが止まった。 それを見て隙が出来たとムシバーンは確信し、邪悪な笑みを作る。 「デアアァァァッ!」 そして力のまま、エネルギーの剣を振るい続けた。 神速の勢いで次々と繰り出される、重い斬撃。 迫り来る刃にシンケンレッドは対抗するが、捌ききれない。 少しの回避を成功しただけで、ほとんどが彼の身体を切り刻んでいった。 赤い衣から、次々と火花が飛び散る。 全身に激痛が生じるが、歯を食いしばって堪えた。 反撃のためにシンケンレッドは、刀を強く握り締める。 彼は勢いよく、シンケンマルを振るった。 すると二つの刃は激突し、シンケンレッドとムシバーンは衝撃で後退する。 彼らに、僅かながらの距離が開いた。 「ッ!?」 その直後、一本の刃が高速で接近してくる。 振り向きながら、シンケンレッドは両腕を掲げた。 シンケンマルと襲いかかった剣による、激突音が響く。 彼の目前には、ガオウがいた。 幾つもの棘が突き出た刃、ガオウガッシャーを持って。 輝きを放ちながら、二つの武器は互いに軋む。 互いが互いを突き飛ばそうと、力比べを行っていた。 「オラアッ!」 しかし、拮抗はすぐに終わる。 ガオウが力を込めて、両腕を前に突き出したため。 その勢いに負けてしまい、シンケンレッドは後ろに蹌踉めいてしまう。 それが決定的な、隙となってしまった。 がら空きとなったシンケンレッドの身体を目がけて、ガオウは剣を振るう。 ガオウガッシャーは凄まじい勢いで、彼の身体を切り裂いた。 ムシバーンに負わされた傷の上に、更にダメージが溜まる。 されどシンケンレッドは、何とかシンケンマルを横薙ぎに振るった。 それによりガオウガッシャーと激突して、勢いを一旦止める事に成功。 距離を取るために、シンケンレッドは一旦背後に飛んだ。 「フン、この程度か? 『スーパー戦隊』!」 「こっちは全然食い足りねえぞ? 少しは真面目にやれ」 ムシバーンとガオウは、それぞれ涼しい笑みを浮かべる。 一方でシンケンレッドは、マスクの下で脂汗を流しながら、シンケンマルを握った。 目の前に立つ奴らは、強い。 恐らく、血祭ドウコクや脂目マンプクのような強豪とも、それぞれ単体で互角に渡り合える。 それほどの力量が、感じられた。 事実、彼の推測は正しい。 ムシバーンはかつて、五人のプリキュアとミルキィローズを相手にしても、有利に戦えていた程の強さを持つ。 ガオウもまた、四人の電王やゼロノスと同時に戦っても、圧倒していた。 最も彼がそれを知る事はないし、知ったところで意味はない。 (とんでもない化け物だな……だが、引くわけにはいかない!) ムシバーンとガオウに脅威を感じるも、シンケンレッドは自身にそう言い聞かせる。 今までどんな敵が現れようとも、家臣と共に打ち破ってきた。 同じように今回も、異世界に生きる者達と共に、外道どもを斬る。 それだけだ。 両脇を締めながらシンケンレッドは、闇より生まれし悪魔達を睨む。 暗闇の中では、鋭い殺気が激突していた。 その刹那。 『KAMEN RIDE DEN-O』 『KAMEN RIDE NEGA DEN-O』 シンケンレッドの耳に、二つの電子音声が響き渡る。 振り向くと、戦いの場に新たなる戦士が姿を現していた。 ディエンドライバーの力によって呼び出された、二人の仮面ライダー。 一人は、時の運行を守り続けた戦士、仮面ライダー電王 ソードフォーム。 もう一人は、電王とよく似た姿を持つ紫色の戦士、仮面ライダーネガ電王。 「よくわからねえけど、何だか面白そうじゃねえか! 行くぜ行くぜ行くぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」 「俺の強さは、別格だ!」 方や大きく吼え、方や静かに呟く。 二人は剣を構えながら、ムシバーンとガオウに突っ込んでいった。 本来生きる電王の世界ならば、彼らは敵同士。 しかし今は、同じように肩を並べて戦う意志を持っていた。 だが、電王とネガ電王の間に、絆といった繋がりがあるかどうかは定かではない。 「フン……」 「ハッ、あの時の奴か…………面白え!」 ムシバーンは、ネガ電王を冷めた視線で見つめながら。 ガオウは、かつての自分を葬った電王を見たことで、仮面したで歓喜の笑みを浮かべながら。 迫りくる刃を自身の得物で防いだ。 唐突に乱入してきた二人の仮面ライダーを見て、シンケンレッドはマスクの下で呆けた表情を浮かべる。 そんな彼の元に、ディエンドは近づいた。 「お前……」 「助っ人参上……って所かな」 隣に現れた男に、シンケンレッドは目を向ける。 仮面の下では、してやったりと言うような表情を浮かべているのは、容易に想像できた。 そのままディエンドは、二人の電王についていくように、ムシバーンとガオウに向かっていく。 少し進むと、振り向いた。 「何をしてるんだい、殿様? 早くあいつらを倒さないと駄目なんじゃないのかな?」 「…………そうだったな」 そう呟くと、シンケンレッドもまた走り出す。 今は奴の真意など、考えたところで仕方がない。 ディエンドが胡散臭いのは事実だったが、少なくとも裏切ることはしないはずだ。 あいつは、海東大樹は士達の仲間なのだから。 「フンッ!」 「くっ!」 弾丸の如き勢いで放たれたガドルの拳を、キュアピーチは真横に飛んで避ける。 しかし、異形の攻撃は止まらない。 ガドルは矢継ぎ早に、四肢をフル活用して攻撃を放った。 打撃、蹴撃、手刀、正拳、掌底。 グロンギの発達した身体能力による、凄まじい打撃。 だがキュアピーチはそれら全てを見切って、回避し続けた。 彼女もまた、プリキュアが持つ身体能力を余すことなく使っている。 一瞬でも気を抜いてしまえば、攻撃を受けてもおかしくない。 「ダアッ!」 やがてガドルは、左足を用いて上段回し蹴りを繰り出す。 対するキュアピーチは、左腕を掲げてそれを防いだ。 直後、重い衝突音が響いて、大気が振動する。 キュアピーチは腕に衝撃を感じて、両目を見開いた。 されど、歯を食いしばって激痛に耐える。 そこから彼女は腕に力を込めて、ガドルの足を押し返した。 敵が蹌踉めく一方で、キュアピーチは腰を深く落とす。 「はあっ!」 そのままガドルの胸板を目がけて、右腕で正拳突きを放った。 キュアピーチの拳は鍛え抜かれた肉体に、勢いよく突き刺さる。 打撃音が響くが、ガドルは僅かにしか揺らがない。 いくらキュアピーチが高い攻撃力を持とうとも、相手は「ゴ」に属する集団の中でもトップの実力者。 屈強たるガドルの肉体に、ダメージを負わせる事は出来ない。 「だあああぁぁぁぁっ!」 しかしそれでもキュアピーチは、攻撃を止めなかった。 叫び声と共に、再び拳を放つ。 胸、肩、腹と身体の各部に目がけて、連続攻撃を繰り出した。 無論、ガドルも黙って受けるわけではない。 拳が来れば、それを掌で受け止めて反撃する。 蹴りが来れば、同じように蹴りを放って弾き返す。 肘打ちが来れば、体勢をずらして避ける。 キュアピーチの一撃全てを、確実に捌いていた。 かなりの素早さだが、まるで重くない。 どれだけキュアピーチが速度を上回ろうとも、純粋な腕力はガドルに分があった。 加えて、この世界は敵地であるアルハザード。 よってこの打ち合いで、キュアピーチは次第に不利へ追い込まれていく事となった。 それでも彼女は、この状況を甘んじて受け入れるつもりはない。 ガドルの拳が、大気を振るわせながら迫る。 それに対し、キュアピーチは横に飛んで、相手の脇に回り込みながら回避。 「やあっ!」 勢いを保ったまま、彼女は全身を大きく捻って蹴りを放った。 しなやかな足は、ガドルの脇腹に勢いよく叩き込まれる。 それによって、微かに蹌踉めきながら後退するも、すぐに立て直した。 一方でキュアピーチは、右足を地面に付ける。 目の前の怪物は強い。でも、例え一人でも立ち止まるのは駄目だ。 ガドルに対して抱いた戦慄を、キュアピーチは振り払う。 しかし一方で、灰色に染まった巨大な爪が、勢いよく接近していた。 「くっ!」 ドラゴンオルフェノクが、視界の外から襲いかかってくる。 キュアピーチは咄嗟に振り向いて、後ろに飛んだ。 その俊敏な反応により、ドラゴンオルフェノクの爪は空を切る。 これまで繰り広げた戦いによって養われた経験と勘が、彼女の助けとなった。 しかしドラゴンオルフェノクの攻撃は、止まらない。 棍棒を振り回すかのように、二本の爪を力強く振るった。 まるで全てを砕く竜巻のように、キュアピーチに襲いかかる。 だが、彼女はドラゴンオルフェノクの攻撃を確実に見切り、全て避ける。 左右に跳躍。背後へ飛んで距離を取る。 敵との間を空けたが、気を抜く事は出来ない。 それを狙ったかのように、ガドルが迫ってきた為。 突撃と共に剛拳が振るわれるが、キュアピーチは左手で静かに受け止めた。 鈍い音が響き、衝撃が小さな身体に伝わるが耐える。 そしてキュアピーチは、一気に力を解放した。 「うりゃあぁぁぁぁぁぁっ!」 「ムッ!?」 相手の勢いを受け流すように、彼女は左腕を払う。 するとガドルは体勢を崩し、キュアピーチの横を通り過ぎた。 まるで闘牛士が、血の気が盛んな牛をあしらうかのように。 ガドルは予想外の事態によって、足元がふらつくもすぐに立て直す。 だが、キュアピーチはそちらに目を向けていない。 ドラゴンオルフェノクが、鋭い爪による猛攻を続けていたため。 彼女は回避を続けるも、完全ではない。 故に所々に、掠り傷が生まれていた。 それでもキュアピーチは回避し続けながら、攻撃の隙を伺っている。 しかし、それも長くは続かなかった。 「フンッ!」 「きゃあっ!」 細い体躯に、ドラゴンオルフェノクの爪が叩き込まれる。 それによって感じたのは、鋭くて重い衝撃。 キュアピーチは悲鳴を漏らしながら、大きく背後に吹き飛ばされていった。 そのまま彼女の身体は、勢いよく地面に叩き付けられていく。 数回バウンドし、全身に汚れが付着されていった。 増していく傷と痛みに堪えて、キュアピーチは立ち上がる。 彼女の目前では、ドラゴンオルフェノクとガドルが佇んでいた。 しかし、どちらもキュアピーチの方を向いていない。 「ねえ、ガドル君。僕の邪魔をしないでよ」 「何?」 「君みたいな足手まといが一緒にいるなんて嫌だからさ、あっちに行ってくれないかなぁ?」 闇の中で映し出される北崎の顔は、ガドルに嘲笑を向けている。 その光景に、キュアピーチは違和感を覚えた。 あいつらは仲間のはず。 それなのに互いを思いやる気持ちや、気遣う様子が感じられない。 むしろ、一緒にいる事に不満すら持っていそうだった。 「ふざけるな、邪魔者は貴様だ。北崎」 その直後。 ガドルは淡々と口を開くと、勢いよく拳を振るった。 すぐ隣に立っていた、ドラゴンオルフェノクに対して。 「えっ……!?」 キュアピーチは、自分の目を疑った。 何の前触れもなく、ガドルが隣にいる仲間を殴りつけた事に対して。 それによってドラゴンオルフェノクは揺れるも、すぐに姿勢を立て直した。 そして、北崎の虚像が現れる。 「……調子に乗るなよ?」 先程の戯けた様子とは違い、相手を脅すような冷たい声だった。 その瞳も、鋭利な刃物のように鋭くなっている。 ガドルとドラゴンオルフェノクのやり取りを見た事によって、キュアピーチは確信した。 この二人には、仲間意識など欠片も無い。 互いが互いの事を、邪魔と思っている。 チームで行動するのなら、例え一人一人の能力が高くても、支え合わなければ意味がない。 (そんなことじゃ……駄目なのに!) プリキュアのみんなと一緒に、多くの困難を乗り越えてきたキュアピーチだからこそ、導ける考え。 彼女は、ガドルとドラゴンオルフェノクを睨みながら、再び構えを取る。 「アアアアアァァァァッ!」 直後、凄まじい咆吼が聞こえた。 それに反応して、三者は皆そちらに振り向く。 見ると、巨大な蠍となったスコルプが、口を大きく開けていた。 その中から、奇妙な光が発せられている。 キュアピーチはそれを見た瞬間、反射的に跳躍。 刹那、スコルプの口より光線が発射された。 闇の中で、大気と辺りに存在する物質を焼きながら、一直線に進む。 すると光線は地面に激突して、盛大な爆発を起こした。 「きゃああぁぁぁぁぁっ!」 悲鳴と共に、キュアピーチは吹き飛ばされる。 直撃を免れたとはいえ、爆発による衝撃波は彼女を襲った。 浮遊感を感じる中で、キュアピーチは空中で身体を回転させる。 何とか体勢を立て直しながら、地上に着地。 少し息を切らしながらも、彼女は敵に振り向いた。 同じように光線の直撃を免れた、ガドルとドラゴンオルフェノク。 そして、新たに乱入したスコルプ。 いずれも、キュアピーチを上回るほどの実力者達だった。 だからといって、退くつもりはない。 キュアピーチは自分にそう言い聞かせながら、走り出した。 「ダアアアァァァッ!」 白き巨大な鎌、デスサイズが振り下ろされる。 死神が振るう鎌は、トーマの頭部を両断しようと迫った。 しかし標的にされた少年は、背後に跳躍。 距離を取った事で、デスサイズの一振りは空振りで終わった。 「チイッ!」 それを見て、アルビノジョーカーは舌打ちして、トーマに右腕を向けた。 すると白い手の平から、禍々しい輝きが放たれる。 直後、そこから高熱の球体が、勢いよく連続で発射された。 エネルギー弾を前に、トーマは動く。 一発目は、左に飛んで回避。 二発目は、ECディバイダーを横に振るって両断。 三発目は、再び横へ飛んで避けた。 トーマはその直後、ECディバイダーのトリガーを引く。 発射された魔力弾は、アルビノジョーカーが放ったエネルギー弾と衝突させた。 二つの力は激突の瞬間、轟音と共に爆発する。 それを見たトーマは、発生した粉塵の中を切り抜けるように疾走。 一瞬で、アルビノジョーカーとの距離を詰めた。 「何ッ!?」 「はああぁぁぁっ!」 トーマはECディバイダーを、横薙ぎに振るう。 アルビノジョーカーには、それを防ぐ余裕が無い。 故に、白き死神は肌を切り裂かれてしまった。 ECディバイダーの一振りによって、アルビノジョーカーは後ろに吹き飛ばされる。 そのまま地面を転がるが、すぐに起きあがった。 「人間が…………調子に乗るなぁっ!」 アルビノジョーカーの瞳が、怒号と共に怪しく輝く。 その直後、周囲の闇が死神に集まっていった。 白き異形は、一瞬で暗黒に飲み込まれる。 アルハザードを覆うアンノウンハンドは放電しながら、ゆっくりと上昇。 しかし、暗闇は一瞬で炸裂した。 「なっ…………!?」 中から現れた存在に、トーマは絶句する。 そこには先程まで戦っていた、アルビノジョーカーが存在していなかったため。 代わりにいるのは、巨大な怪物だった。 山をも越える圧倒的な白い巨体、鋭い一角が生えた頭部、左右から二本ずつ生えた四つの腕、蛇のように太く伸びた尾。 本来ならばアルビノジョーカーが、ブレイドの世界に存在するカテゴリーキング達の力を合わせて作り出したバニティカードと、栗原天音と呼ばれる少女を利用して得た姿。 しかし、今はアンノウンハンドを取り込んだ結果その力を手に入れた。 超古代の絶対的な最強の力、邪神フォーティーンへと。 その中央には、アルビノジョーカーが埋まっていた。 「ハハハハハッ、粉々になってしまえ!」 笑い声と共に、フォーティーンは吼える。 そして、その口から巨大な火球を勢いよく放った。 トーマは反射的に飛んで、それらを避ける。 火球は地面に激突し、次々にクレーターを生み出した。 破壊で生まれる衝撃波に吹き飛ばされそうになるも、トーマは必死に耐える。 「どうした、反撃しないのか?」 「くそっ!」 嘲笑を発するフォーティーンの攻撃を避けながら、ディバイダーの銃口を向けてトリガーを引いた。 魔力弾は一瞬で命中する。 だが、フォーティーンにとって蚊を刺す程度すらも感じない。 先程とは違い、全てのスペックが圧倒的に上昇している為。 トーマも、放たれる威圧感からそれを感じていた。 「消し飛べえぇぇぇぇっ!」 一方で、フォーティーンは炎を放ち続ける。 火山弾の如く降り注ぐ熱気は、容赦なく辺りを焼いた。 反撃をする暇も、トーマには与えられない。 ただ避ける事しか、許されなかった。 「トーマッ!」 熱球が激突しそうになった瞬間。 一陣の風が走り出し、トーマの体を攫っていった。 それにより、フォーティーンが放ったエネルギー弾は空振りとなる。 一方でトーマは、地面に着地。 彼の傍らでは、クウガが立っていた。 「ユウスケさん!」 「大丈夫か!?」 「はい、ありがとうございます!」 「そうか、よか――――ッ!?」 言葉は最後まで発せられない。 クウガは後ろに振り向きながら、右の拳を放つ。 その先からは、ムカーディアが左腕を振りかぶりながら迫るのが見えた。 視線と共に、二つの拳が激突。 鈍い音を鳴らしながら、辺りの空気が震撼した。 互いに眉を顰め、呻き声を漏らす。 その瞬間、クウガとムカーディアは同時に後退した。 距離を取り、四つの瞳は睨み合う。 しかし、視線の拮抗はすぐに終わりを告げた。 上空より、巨大な炎が次々と降り注いだ為。 「「「なっ!?」」」 それに気づいた三人は、すぐに飛んだ。 炎は彼らの立っていた位置に、隕石の如く激突する。 その衝撃で、大地は凄まじい音と共に爆発した。 フォーティーンの火炎によって、至る所から火柱が昇る。 そして、膨大なる熱気が戦場を広く焦がした。 「あいつ、見境無く攻撃してる!」 「トーマ、間違ってもあんなのに当たるなよ!」 「分かってますって!」 天より降り注ぐ熱の塊を、トーマとクウガは次々と避けていく。 あんなのに当たったら、一巻の終わり。 どう見ても、明らかだった。 しかし彼らは、一片の絶望も持っていない。 フォーティーンの火炎を避けながら、トーマとクウガは反撃の機会を窺っていた。 「ぐあああああぁぁぁっ!」 誰かの悲鳴が、辺りに響く。 その瞬間、盛大な爆発が起こった。フォーティーンと巨大な魔獣となったスコルプの吐く、怪光線によって。 爆風により、ディケイド、シンケンレッド、キュアピーチ、クウガ、トーマ、ディエンドの六人は容赦なく吹き飛ばされた。 勢いよく地面に叩き付けられた彼らを囲むように、敵は迫る。 「クックックックック、どうしたカスども?」 「そうだよ、君達はゲームの駒らしく、ちゃんとプレイヤーを楽しませなきゃ駄目じゃないか」 ビルゲニアとドラゴンオルフェノクは、邪悪な笑みを向けていた。 二人にとって侵入者達は、敵ではなくただの玩具。言葉からは、それが容易に感じられた。 「ゲームの駒だと……!?」 「ふざけるなっ!」 ディケイドとトーマは、同時に怒りを発する。 そんな二人のように真摯な表情で、キュアピーチは一歩前に出た。 「あなた達は一体、何が目的なの! この世界を闇に飲み込んで、何を企んでるの!?」 「偉大なる冥王の復活だ」 ガドルは冷たく、彼女の疑問に答える。 「この世界が存在する宇宙全てを、影(アンノウンハンド)で飲み込んだ偉大なる我らが主……ダークザギ様」 「ダーク……ザギ?」 「そうだ、戦いの果てに消え去った我々に、再び肉体を与えた御方だ。貴様らは、その生け贄に過ぎない」 「何ですって……!」 その言葉を聞いたキュアピーチの脳裏に思い浮かぶのは、プリキュア達と共に打ち破った邪悪な存在。 ブラックホール達も、世界全てを闇に飲み込んでみんなから幸せを奪い取ろうとする。それでもみんなで力を合わせて、平和を守る事が出来た。 けれど今度はダークザギという奴が、また世界を絶望の闇に包もうとしている。そんな事を、許せるはずがない。 「そうだ……そしてダークザギ様は、俺達にもこの力を与えた! 偉大なるアンノウンハンドの力を!」 ビルゲニアは叫びながら、ディバイダー928を向ける。すると銃口から、漆黒の球体が膨れ上がっていき、次の瞬間に放たれた。 それを見た六人は、瞬時に回避して体勢を立て直す。そんな一瞬の反応に、ビルゲニアは笑みを強めた。 この連中は、やはり狩り甲斐があると。 そんな思考が芽生えた故に、気付くことが出来なかった。 遠くより迫りくる新たな戦士と、それが放ったエネルギー弾を。 複数の光が、闇より現れた怪人達に着弾するまで。 「うぐああぁぁぁぁっ!?」 「何ッ!?」 突然の出来事に、ディケイドの思考は驚愕で埋まる。 尤も、それは他の五人とて同じだったが。 「だっ、誰だあっ!?」 答えが得られぬまま、ビルゲニアが憤怒の表情で吼える。激情に任せながらディバイダー928を掲げて、引き金を絞ろうとした。 姿の見えない相手を、隠れている場所ごと吹き飛ばすために。 ビルゲニアは、魔力弾を放とうとした。 『CYCLONE』『JOKER』 しかし、それは誰かに当たることはない。空しく、闇の中を切り裂くだけに終わってしまう。 変わりに漆黒の中から返ってきたのは、野太い二つの声。それは先程ヴェイロンがビルゲニアになる為に取り込んだ、ガイアメモリから放たれたのと同一だった。 瞬間、誰かがそれに気づく暇もなく、闇から一つのシルエットが飛び出してくる。 その影は、勢いよく戦場に現れた。 「お、お前は……!」 ディケイドは、乱入者に一番早く反応する。 突然現れたのは、彼が知っている仮面ライダーの一人だった故に。 緑と黒に左右半分で分かれた鎧、額より『W』の形に伸びた触覚、炎のように赤い瞳、風に棚引く銀色のマフラー、腹部に付けられた赤いバックル。 バックルの中には、二本のUSBメモリが埋め込まれている。それは、現れた仮面ライダーのトレードマークとも呼べる、ガイアメモリだった。 かつてスーパーショッカーを打ち破る際に、力を借りた「Wの世界」の代表である戦士である彼は、ディケイドに振り向く。 「仮面ライダーW……いや、左翔太郎! そしてフィリップ!」 そう、二人で一人の仮面ライダー。 風都を泣かせる悪魔、ドーパントと戦い続ける戦士。左翔太郎と相棒のフィリップが変身する仮面ライダー。 仮面ライダーW サイクロンジョーカーが、このアルハザードに姿を現したのだ。 「よう、また会ったな。仮面ライダーディケイド……いや、門矢士」 左翔太郎の声と共に、彼の意志が宿るボディサイドの右目が、赤い輝きを放つ。 「何故、お前がここにいる?」 「説明は後だ、今はあいつらを倒すのが先だろ?」 「……そうだったな」 ディケイドの疑問はあっさりと遮られた。だが、大して気に止めない。 彼はWと共に、怪人達に振り向いた。そこでは先頭に立つビルゲニアが、怒りを露わにしている。 「仮面ライダー……Wだとぉ!?」 「ああ、そうだ」 「その通りさ」 Wは不敵に答えた。 今度は翔太郎だけではなく、左のソウルサイドに宿るフィリップの意志も。 「俺達は――――」 「僕達は――――」 そして、二人は力強く名乗った。 「「二人で一人の仮面ライダー……仮面ライダーW!」」 始まりの夜、ビギンズ・ナイトの日に誕生した仮面ライダー。 町を泣かす悪魔から人々を守ると決意した左翔太郎が、地球の本棚を持つ園咲来人――――フィリップと呼ばれた少年と相乗りを果たした末に誕生した戦士。 仮面ライダーWの名を力強く告げた彼は、左腕を怪人たちに向けて、手で拳銃を形作る。 そして、いつもの決め台詞を言う。仮面ライダースカルに変身する鳴海荘吉より受け継いだ、街を泣かせる悪魔に向ける台詞を。 街のみんなを守りたいという、揺るぎ無い意志を込めて。 「「さあ、お前達の罪を数えろ!」」 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/1289.html
【種別】 オールライダー対大ショッカー 登場人物・出演俳優 (ゲスト出演俳優) 【名前】 大杉漣 【よみがな】 おおすぎ れん 【役名】 地獄大使 【登場話】 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 【主な出演作品】 どんど晴れ(浅倉啓吾) 交渉人〜THE NEGOTIATOR〜(高林警視庁捜査一課長) 【関連サイト】(外部リンク) 所属事務所 ZACCO Official WEB Site 本人ブログ 風ちゃん(チワワ)と寅子(スコティッシュフォールド)と大杉漣(俳優)の日記 【関連するページ】 オールライダー対大ショッカー 登場人物・出演俳優 ディケイドの世界 地獄大使
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/848.html
フィギュア王No.137441 仮面ライダーディケイド(14) フィギュア王 no.137 特集 衝撃の大特集真マジンガー衝撃!Z編 (ワールド・ムック 781) 監督 金田治 脚本 米村正二 出演 井上正大 森カンナ 村井良大 戸谷公人 石橋蓮司 公式ホームページ 総合TOP 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦 関連記事 【2009年07月31日(金)】 劇場版新CM「全ての大ショッカー戦闘員にささげる・・・。」 【2009年07月28日(火)】 劇場版PR番組の「栄光の昭和ライダーに会いたい」の出演は・・・。 【2009年07月23日(木)】 劇場版PR番組のまとめ 【2009年07月23日(木)】 smaSTATION!! 歴代ライダー特集 【2009年07月10日(金)】 劇場版メイキングとスピンオフムービー予告配信開始 【2009年07月04日(土)】 公式サイトスタート 【2009年06月30日(火)】 東映ヒーローネット 倉田てつをインタビュー 【2009年06月30日(火)】 劇場版のバレ 【2009年06月26日(月)】 GACKT、劇場版に出演 【2009年06月22日(月)】 今後のネタバレと劇場版の詳細 【2009年06月21日(金)】 劇場版チョイバレと白倉Pインタビュー 【2009年06月12日(金)】 劇場版製作発表の動画を東映特撮BBで無料配信開始 【2009年05月25日(月)】 25日の劇場版製作発表まとめ 【2009年05月21日(木)】 地獄大使、死神博士が36年ぶりに復活 【2009年05月21日(木)】 出演キャストのネタバレ。オリジナルキャストのあの人が出演 【2009年05月15日(金)】 いろいろオドロキのネタバレ 【2009年05月04日(月)】 「全仮面ライダー終結せよ!」芸能動画より 【2009年05月04日(月)】 「オールライダー対大ショッカー」の劇場チラシの詳細 【2009年05月01日(金)】 今日から解禁、夏の劇場版は「オールライダー対大ショッカー」 bookmark_yahoo bookmark_hatena
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/884.html
公式サイトの公開が始まりました。→劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦 新しい予告が公開されています。→総合→予告 監督 金田治 脚本 米村正二 出演 井上正大 森カンナ 村井良大 戸谷公人 石橋蓮司 公式ホームページ 総合TOP 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦 関連記事 【2009年07月31日(金)】 劇場版新CM「全ての大ショッカー戦闘員にささげる・・・。」 【2009年07月28日(火)】 劇場版PR番組の「栄光の昭和ライダーに会いたい」の出演は・・・。 【2009年07月23日(木)】 劇場版PR番組のまとめ 【2009年07月23日(木)】 smaSTATION!! 歴代ライダー特集 【2009年07月10日(金)】 劇場版メイキングとスピンオフムービー予告配信開始 【2009年07月04日(土)】 公式サイトスタート 【2009年06月30日(火)】 東映ヒーローネット 倉田てつをインタビュー 【2009年06月30日(火)】 劇場版のバレ 【2009年06月26日(月)】 GACKT、劇場版に出演 【2009年06月22日(月)】 今後のネタバレと劇場版の詳細 【2009年06月21日(金)】 劇場版チョイバレと白倉Pインタビュー 【2009年06月12日(金)】 劇場版製作発表の動画を東映特撮BBで無料配信開始 【2009年05月25日(月)】 25日の劇場版製作発表まとめ 【2009年05月21日(木)】 地獄大使、死神博士が36年ぶりに復活 【2009年05月21日(木)】 出演キャストのネタバレ。オリジナルキャストのあの人が出演 【2009年05月15日(金)】 いろいろオドロキのネタバレ 【2009年05月04日(月)】 「全仮面ライダー終結せよ!」芸能動画より 【2009年05月04日(月)】 「オールライダー対大ショッカー」の劇場チラシの詳細 【2009年05月01日(金)】 今日から解禁、夏の劇場版は「オールライダー対大ショッカー」 bookmark_yahoo bookmark_hatena
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/1054.html
「ディケイド、アマゾン、トモダチ。」 【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ ゲスト登場人物) 【名前】 アマゾン 【よみがな】 あまぞん 【キャスト】 エンリケ 【新たな世界】 アマゾンの世界 【登場話】 第28話、第29話 【人物】 「アー・マー・ゾーン!」の雄たけびとともに仮面ライダーアマゾンに変身する異国の青年。雑誌で本名は「山本ダイスケ」となっている。各地を渡り歩いた後に辿り着いた日本で秘密結社ゲドンとの戦いに巻き込まれる。人間たちが大ショッカーを崇拝するこの世界でも、人を信じれば信じてもらえるという信条を捨てない心優しい男。異国出身ゆえか日本語は片言でしか話せない。腕に超古代文明の遺産であるギギの腕輪を装着している。 【オリジナルのアマゾン変身者について】 本エピソードの出典元となる仮面ライダーアマゾン(昭和第4作)において仮面ライダーアマゾンに変身するのは山本大介(*1)。1952年1月25日生まれ。ディケイドのアマゾンと異なり当初はほとんど言葉を話すことが出来ない野生児として描かれた。ゲドン、及びゲドン崩壊後に台頭したガランダー帝国と戦う一方で、岡村まさひこ少年らとのふれあいを経て少しずつ人間らしく成長を遂げていった。 23年前の飛行機事故でジャングルで暮らしており、ゲドンの十面鬼ゴルゴスに襲われた後、日本に渡る。第3話で歴代ライダーのサポーターであるレーサ-の立花藤兵衛と知り合う。 原作ではギギの腕輪を外されると死ぬという設定だったが、ディケイド版ではこれは受け継がれていない。 【関連するページ】 A.R.WORLD メニュー アタックライド ガガノウデワ アポロガイスト アマゾン アマゾンの世界 アンノウン エンリケ カンポノタスワーム・マキシラ ガイ ガガの腕輪 ギギの腕輪 グロンギ ゴ・ジャラジ・ダ ショッカー怪人 ショッカー戦闘員 ショッカー科学者 スーパー大切断 ディケイドの世界 バケネコ ファイナルアタックライド ファイナルアタックライド ディエンド(パワーアップ) ブラックRXの世界 マンティスロード プロフェタ・クルエントゥス ヨブコ ワーム 仮面ライダーアマゾン 仮面ライダークウガ タイタンフォーム 仮面ライダークウガ マイティフォーム 仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム 仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム 仮面ライダー威吹鬼 仮面ライダー斬鬼 仮面ライダー轟鬼 光写真館 十面鬼ユム・キミル 大ショッカースクール 岡村マサヒコ 岡村リツコ 岡野友信 放映リスト 新たな世界 海東大樹 登場人物・出演俳優 第28話 第29話 野球選手 門矢士 門矢士 魔化魍
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/1015.html
このページには「第27話 BLACK×BLACK RX」に登場した怪人が記載されています。 仮面ライダーBLACK RX(怪魔戦士) シュバリアン 戦闘員チャップ 仮面ライダーディケイド(大ショッカー) 仮面ライダーX(GOD機関) アポロガイスト(大幹部) 仮面ライダーBLACK(ゴルゴム怪人) サイ怪人 仮面ライダー555(オルフェノク) フリルドリザードオルフェノク オックスオルフェノク ワームオルフェノク 仮面ライダーカブト(ワーム) ブラキペルマワーム・オーランタム タランテスワーム・パープラ ブラキペルマワーム・ビリディス 仮面ライダーキバ(ファンガイア) マンティスファンガイア 【関連するページ】 完結編登場怪人 メニュー 放映リスト 登場怪人 メニュー 第27話
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/195.html
【種別】 怪人 グロンギ 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダークウガ(平成第1作) 【名前】 ズ・メビオ・ダ 【よみがな】 ず・めびお・だ 【身長】 203センチ 【体重】 172キロ 【悪の秘密結社】 大ショッカー(劇場版登場個体) 【モチーフ】 ヒョウ 【9つの世界】 クウガの世界 アギトの世界 【新たな世界】 ディケイドの世界 【声の出演】 【スーツアクター】 【登場話】 第3話、第12話 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 【クウガ登場話】 EPISODE3、EPISODE4 【ディケイドの物語】 クウガの世界 ン・ガミオ・ゼダの体内から放出される黒煙を浴びた複数の人間がこのメビオに変化し、多数の個体が出現した。 メビオを含んだ人間が変化したグロンギに戦いを挑む士が変身する仮面ライダーディケイドを迎え撃った。しかし、ガミオが発した雷光の誤射によって多数の個体が全滅し、残り1体の個体もガミオに吸収され、メビオは全滅した。 アギトの世界 「未確認生命体第48号」として扱われている。メ・ギノガ・デとで暴れていたところを海東大樹が装着した仮面ライダーG3-Xと戦闘になる。 2対1の連係プレーでG3-Xを翻弄するが、海東がG3-Xの装甲を脱ぎ捨て新たに仮面ライダーディエンドに変身を行い、更にディエンド専用ライダーカード「カメンライド デルタ」と「カメンライド ドレイク」をディエンドライバーに装填する事によって仮面ライダーデルタと仮面ライダードレイクを呼び出したため3対2の戦いとなってしまい、一気に形勢は不利となる。 その後、ギノガが倒されたために撤退しようとするが、突如現れた2体のアンノウンの怪人・アントロード フォルミカ・ペデスに斧で滅多打ちにされ、爆砕した。 【オールライダー対大ショッカーの物語】 大ショッカーの怪人として劇場版に複数登場。 【オリジナルのクウガの物語】 「未確認生命体第5号」として扱われているヒョウ種怪人。女性の人間体を持ち、普段はグロンギとしての正体を隠している。ヒョウ種の怪人であるだけに、白バイを上回るほどに高速で走る事が可能である。 グロンギの長「ラ・バルバ・デ」によって他のグロンギ怪人と共に東京へ集められた。その際に彼らが集ったトンネルにバイクに乗った2人組の暴走族が彼らに絡み、その1人が人間体のメビオの脚を「いい脚してんじゃん」と接して彼女の太ももを触ったため、触れてはいかない所に触れた男に逆上して、人間体の状態のままで自慢の脚力で蹴り殺した(この殺害された男がやった行為は、いわゆる「痴漢」に当たる行為である)。それに恐れをなして逃げ出したもう一人の暴走族を殺害しようと追いかけ、夜の東京・茗荷谷の街に追い詰めた末に殺害した。それを知った冒険家「五代雄介」が彼女の前に現れ、彼が変身する仮面ライダー「仮面ライダークウガ」と戦闘に持ち込んだ。しかし、クウガの出現を知った東京の警察に所属する刑事「杉田守道」、同じく「桜井剛」率いる警官隊の攻撃をクウガと共に喰らい、その際に片目を失ってしまった。その激痛を抑えるため、一時撤退することになった。 その後は片目を失った恨みを忘れられなく、片目を奪った警官をゲゲルとは関係なしに殺害するため、再度東京の街に出現した。町で暴れるや立ち向かってくる警官の目を抉り取るという最も残虐な殺害方法を行い、同じくメビオと戦っていた杉田を追い詰め、杉田の片目を奪い取ろうと彼に襲い掛かるが、メビオが暴れているのを未確認生命体対策班「一条薫」に連絡され、出動した雄介が変身したクウガに阻まれる。クウガと戦闘を行なうことになったが、実力が違っていたため自慢の脚力で逃走しようとした。しかし、一条から与えられた警視庁が開発した白バイ「トライチェイサー2000」に乗ったクウガに追跡され、東京の山中にある廃工場に誘導される。 廃工場へと誘導された後、クウガのフォームの一つ・マイティフォームの使用する必殺技「マイティキック」を受け、爆死した。 【関連するページ】 アギトの世界 アントロード フォルミカ・ペデス オールライダー対大ショッカー登場怪人 クウガの世界 グロンギ メ・ギノガ・デ 仮面ライダークウガ(平成第1作) 仮面ライダーデルタ 仮面ライダードレイク 怪人 第12話登場怪人 第3話登場怪人
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/886.html
【種別】 怪人 アンデッド 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー剣(平成第5作) 【名前】 巨大邪神14 【よみがな】 きょだいじゃしんふぉーてぃーん 【身長】 5000センチ 【体重】 42000キロ 【モチーフ】 不明 【新たな世界】 ディエンドの世界 【声の出演】 伊藤高史 【登場話】 第23話 【剣登場話】 MISSING ACE 【ディケイドの物語】 ディエンドの世界に偽りの平和をもたらした男「フォーティーン」の正体。 仮面ライダーディケイドがケータッチの効力で変身するディケイドの強化形態のコンプリートフォームの使用するライダーカード「カメンライド アームド」で召喚された仮面ライダー装甲響鬼とコンプリートディケイドが共同で放つ「ファイナルアタックライド ヒビキ」で発動される必殺技「音撃刃・鬼神覚声」で一刀両断されるというオリジナルと似たような形で倒された。 【オリジナルの物語】 劇場版「MISSING ACE」にのみ登場する志村純一の正体である54番目のアンデッド「アルビノジョーカー」が14歳の「栗原天音」を生贄に4枚のカテゴリーKのラウズカードを用い生み出した「バニティーカード」によってレリーフから召喚された「超古代の絶対的な最強の力」の白い色の巨大邪神。口からエネルギー弾を出して攻撃する。 4本の腕を持ちスペード型の剣、ダイヤ型の盾、雷撃を発生させるハート型の聖杯、クラブ型の棍棒で武装している(実際に使用したは剣と聖杯のみ)。 その圧倒的なパワーでブレイド、カリス、ギャレン、レンゲルの4ライダーを苦戦させる。 仮面ライダーブレイド ジャックフォームと仮面ライダーギャレン ジャックフォームと仮面ライダーレンゲル(フロート使用)を返り討ちにした。 自身を呼び出したアルビノジョーカーと融合し、圧倒的な巨体と戦闘力で仮面ライダーたちを窮地に追いやったが、53番目のアンデッド「ジョーカー」である「相川始」が自身を生贄に差し出し、バニティーカードが消滅したことで弱体化し、BOARDに所属していた青年「剣崎一真」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーブレイド」がラウズカード「エボリューションコーカサス」の力によって強化したキングフォームのロイヤルストレートフラッシュで両断され、アルビノジョーカーを巻き込んで倒された。 【関連するページ】 BOARD アンデッド カメンライド アームド ダークローチ ディエンドの世界 フォーティーン ラウズカード 剣崎一真 怪人 海東純一 第23話登場怪人 音撃刃・鬼神覚声
https://w.atwiki.jp/ganbarizing_matome/pages/682.html
仮面ライダービルド ディケイドフォーム プロモーションカード ガンバライジングデータ プロモーションカード [部分編集] カードナンバー PBM-111 レアリティ N ライダータイプ テクニカル ステータス コウゲキ 750 ボウギョ 650 タイリョク 2250 必殺技 ドリルスラッシュ コスト2 ひっさつ 1300 スロット G 90 剣 80 剣 70 剣 70 蹴 60 蹴 50 アビリティ 2番目か3番目にカードを出したとき、あいてのチームのオイウチ・ミガワリ発生率をダウンさせる。 ライドバースト 仮面ライダービルド ディケイドフォーム ステータス コウゲキ 650 ボウギョ 600 タイリョク 2250 必殺技 ボルテックフィニッシュ・ディメンションキック コスト5 ひっさつ 2650 スロット G 100 剣 100 剣 70 剣 70 蹴 60 蹴 50 バーストアビリティ バーストしたとき、ひっさつ+800 さらに、バーストブレイクに大成功したとき、ライジングパワー+3 入手方法 丸大食品「仮面ライダービルドフィッシュソーセージ」第4弾 解説 BM3弾~BM4弾ではフルボトルスキャンチャンスのみでしか見られなかった、ディケイドフォームがプロモにて初収録。 ガンバライジングデータ [部分編集] 登場作品:「ガンバライジングオリジナル」 桐生戦兎がビルドドライバーに、ライダーカードフルボトルとカメラフルボトルをセットして、ビルドアップしたレジェンドライダーフォームの一つ。 見た目はベルト(と手持ちの武器)を除き、仮面ライダーディケイドと全く同じ容姿をしている。
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/160.html
「セビギパ・バパス…(歴史は、変わる…)」 【種別】 怪人 グロンギ 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダークウガ(平成第1作) 【名前】 メ・ビラン・ギ 【よみがな】 め・びらん・ぎ 【身長】 196センチ 【体重】 188キロ 【モチーフ】 ピラニア 【9つの世界】 クウガの世界 【声の出演】 【スーツアクター】 【登場話】 第2話、第3話 【クウガ登場話】 EPISODE7、EPISODE12、EPISODE13、EPISODE14 【ディケイドの物語】 クウガの世界に登場するグロンギ怪人。ゴ・ベミウ・ギと共に行動し、ン・ガミオ・ゼダの復活に従事した。門矢士が灯溶山に引き連れてきた八代藍は戦う女性のリントのために、ゲゲルで藍を殺害しようとベミウとともに襲い掛かろうとした。その際には腕に装着されているヒレ状の刃物、更に原典とは違いオリジナルのクウガの物語でゴ・ガドル・バ剛力体の武器であった剣「ガドルソード」を使用していた。 しかし、士が藍の顔面を殴って、藍から鼻血が出たためにゲゲルは失敗。撤退しようとするが士が変身した仮面ライダーディケイドに阻まれる。灯溶山で相方のベミウが倒されたために一時撤退するが、何を思ったのかすぐに引き返し、ディケイドと小野寺ユウスケが変身する仮面ライダー「仮面ライダークウガ」のライダーバトルに割り込み、再度戦闘を行なった。しかし、クウガのフォームの一つ・マイティフォームの必殺技「マイティキック」で封印エネルギーを注入され、撃破された。 第3話ではン・ガミオ・ゼダの体内から放出される黒煙を浴びた複数の人間がこのビランに変化し、多数の個体が出現した。ビランを含んだ人間が変化したグロンギに戦いを挑む士が変身する仮面ライダーディケイドを迎え撃った。しかし、ガミオが発した雷光の誤射によって多数の個体が全滅し、残り1体の個体もガミオに吸収され、ビランは全滅した。 【オリジナルのクウガの物語】 「未確認生命体第23号」として扱われているピラニア種怪人。髪をさまざまな色で染めている人間体を持ち、普段はその状態で自分の正体を隠している。人間体は、「未確認生命体B群7号」として扱われている。脅威の瞬発力を誇り、腕に装着されているヒレ状の刃物を武器にして人間を殺害する。同じくグロンギ怪人ズ・ザイン・ダとは犬猿の仲であり、EPISODE12ではザインを本当に殺そうとしていた。 1日以内に180人を殺害するというゲゲルを行い、観光船などの海を移動する乗り物を襲って大量の人間を殺害した。しかし、これ以上の人間の殺害を阻止するために出動した冒険家「五代雄介」が変身する仮面ライダー「仮面ライダークウガ」と戦闘になり、クウガのフォームの一つ・タイタンフォームに翻弄され、噛み付いてクウガに傷を負わせた後、一時撤退することになった。その後、未確認生命体対策班に所属する刑事「一条薫」の知人である医者「椿秀一」によって動物の血の匂いに惹かれる習性を持つことが判明し、警視庁が用意した人工血液を一条がボートに乗ってばら撒き、ビランをおびき出すことに成功した。 その後、おびき出された場所・江東区荒川でクウガと再戦することになり、最期はクウガのフォームの一つ・ドラゴンフォームの必殺技・スプラッシュドラゴンによって倒された。 【関連するページ】 クウガの世界 グロンギ ゴ・ベミウ・ギ スプラッシュドラゴン ズ・ザイン・ダ マイティキック 仮面ライダークウガ(平成第1作) 怪人 第2話登場怪人 第3話登場怪人